クロアチア共和国とは

■基本情報

正式名称はクロアチア共和国。

ヨーロッパ南東部、アドリア海を臨む国で、バルカン半島に位置する共和国。
西にスロヴェニア、北にハンガリー、東にセルビア、ボスニア・ヘルツェゴヴィナと国境を接している。

1991年にユーゴスラビア連邦から独立。

豊かな観光資源と人なつっこい国民性が魅力。アドリア海に沿って
ディナル・アルプスが走り森林が多い。
内陸部には肥沃な農地が広がり、沿岸部では漁業が盛ん。
イタリアの影響を受けたおいしいシーフード料理も魅力。

中世より栄えた都市がいくつも点在し、今も400年以上前の町並みを多く残している。
ECへの加盟は2013年7月。

国名 :クロアチア共和国(Republila Hrvatska)
国旗 :赤・白・青の三色旗に国章が加えられたもの
面積 :約5万6,594km2(日本の九州の約1.5倍)
人口 :約385.5万人(2022年現在:クロアチア政府統計局調べ)
首都 :ザグレブ(Zagreb)
通貨 :ユーロ(2023年統一)
両替 :日本国内では、空港や銀行などで両替可能。
ヨーロッパ圏内では空港、両替所やホテルなどで可能。ATMでの両替もできる。
言語 :公用語はクロアチア語。観光地ではドイツ語、英語、イタリア語なども通じる
宗教 :主にローマカトリック
チップ:高級レストランでサービスに満足したときには、料金の10%程度が一般的。
ホテルでは特別に何か頼みごとをした場合、10~20Kn程度。
ランチでちょっとしゃれたお店でパスタと地ビールを1杯飲んだ場合8-10Kn程度。

■日本から

現在、日本とクロアチアを結ぶ直行便はなく、最低一度は乗り換える。

フライト時間の目安は、日本から周辺諸国まで10時間30分~13時間。周辺諸国からクロアチアまで1~3時間。
日本を午前中に出発し、フランクフルト(ドイツ)、チューリヒ(オーストリア))、ワルシャワ(ポーランド)などの都市で乗り継げば、日本出発の日にちと同じ日のうちにザグレブに到着できる。

ほかにも、イタリアから船で入国したり、ハンガリーやスロベニアから電車や車で入国する方法もある。

■交通

【鉄道】

国境を接するハンガリー、スロヴェニア、セルビア、ボスニア・ヘルツェゴヴィナから鉄道で入国できる。

ウィーン(オーストリア))~ザグレブ 毎日1便最短6時間45分
ブダペスト(ハンガリー)~ザグレブ 毎日2便最短5時間30分
リュブリャーナ(スロベニア)~ザグレブ毎日6便所要2時間30分

【バス】

鉄道と同様に、近隣諸国とザグレブ、ドゥブロブニク、リエカなどを結ぶ国際バスが運行されている。
国内の長距離移動は基本的にバスが便利。

船】

イタリアから船で、ドブロブニクやフヴァル、スプリト、ザダルなどの各都市へ入国可能。
深夜便でスケジュールを合わせると宿泊代よりフェリー代が安くなることもあり、旅慣れた人に好まれる移動手段だ。

バーリ~ドブロブニク約10時間
ベスカーラ~フバル約5時間
アンコーナ~ザダル・スプリト約11時間
ベネチア~ポルチェ約3時間

【レンタカー】

クロアチアはジュネーブ条約(道路交通に関する条約)に批准していない。
レンタカー業者によっては日本の運転免許証もしくは国際免許で車を貸してくれるが、あくまで自己責任で。

■治安

近年、日本人観光客の増加にともなって、日本人を狙ったスリや置き引きなども増えてきたが、ヨーロッパ諸国の観光地と比べると治安は安定している。

【緊急時電話番号】

●警察・・・192

●消防・・・193

●救急車・・・194

【ビザ】

90日以内までの観光目的の滞在ならビザは不要。パスポートの残存有効期間は、入国時に3ヵ月以上必要。

■その他情報

【名物料理】

歴史的に多くの文化が交流した国なので、イタリアやトルコなどの影響も強い。
シーフードや野菜、肉料理が楽しめる。

【トイレ】

公衆トイレは有料が多く、利用料は2~7Kn。おつりが出ないことが多いので小銭を用意しておこう。
トイレの表示は男性が gospodaまたはmuski、女性が gospodeまたはdame。

【水】

基本的に水道水は飲めない。スーパーやキオスクで500mlのペットボトルが5Kn(90円)~。

【世界遺産】

クロアチアの世界遺産は、2023年4月現在、文化遺産が8件、自然遺産が2件、複合遺産は0件 合計10件。

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